圧巻の答辞 | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

圧巻の答辞

 普通科102名、地域ビジネス科29名の131名の卒業生が学び舎を巣立って行きました。

 今年も、矢掛高等学校の卒業証書授与式は記憶に残る式典となりました。

 圧巻は、長谷川貴大(たかひろ)さんの答辞です。

10分間余りの間、原稿にほとんど目を移すことなく堂々たる態度でしかも自分の言葉で話していました。

 勉強と野球の両立に悩んだこと、両親や祖父母への率直な感謝の気持ち、軟式野球部が中国大会で、9回2死0対1という絶対的危機の中から奇跡の逆転優勝を果たし、全国大会へ出場したことなど、自分のことを語りながら、卒業生の思いを代表するようなすばらしいというかすごいスピーチでした。

 頭はスポーツ刈りで、いかにもスポーツマンタイプの長谷川さんは、軟式野球部のキャプテンです。

逆転打を放った立役者でもあります。

 さもありなん、と思いました。

 岡山県立大学へ進学すると聞きました。

長谷川さんはじめ、卒業生の限りない可能性に心からエールを送ります。


 さて、最近は矢掛中学校の卒業生の半数以上が、矢掛町外の他校へ進学していました。

 努力が実を結び、この4月は、逆に矢掛高等学校進学者が半数を超えます。しかも、成績最上位クラスの生徒が何人も入ってくれると聞きました。

 「伸びる矢高 伸ばす矢高」は、着実に確実に変貌しています。時々に訪問し、川上公一校長に学校の現況を伺っていますが、その地殻変動に嬉しくも共感しています。

 「努力は報われる(存続できる)!」

 そうでなければなりません。