「でーれーガールズ」を観に行こう! | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「でーれーガールズ」を観に行こう!

 岡山市ゆかりの作家、原田マハさんの原作を映画化した、「でーれーガールズ」が、14日からイオンシネマ岡山で先行上映されています。

 昨日さっそく観に行きました。

 現役の中高生をはじめ、商店主、サラリーマン、主婦ら総勢700人ものエキストラが出演し支えた、全編岡山ロケで撮影された作品です。

 主人公の佐々岡鮎子(優希美青さん)、秋本武美(足立梨花さん)が通う高校のモデルとなった山陽女子中高はじめ、後楽園そばの鶴見橋、JR岡山駅や近くの奉還町商店街、岡山城と岡山市内の風景(1980年頃の設定)が次々にスクリーンに現れます。

 「当たり前の日々を過ごせる『普通の場所』こそが、一番特別で大切な場所。映画を観た人たちそれぞれに岡山の良さを再発見して欲しい」

 小学校6年から高校卒業まで多感な青春時代を岡山市で過ごした原田マハさんはこう語っています。

 「単なるご当地映画にしたくなかった」と言う大九(おおく)明子監督は映画にこんな願いを込めます。

 「青春時代の葛藤や輝き、出会いと別れは普遍的なもの。主人公と同世代の人が郷愁を感じるのは、もちろんですが、若い人も何かをつかむきっかけにしてほしい」


 私が原作を読んだ時、特に印象に残ったのは、方言としての岡山弁です。

 語尾をくずしたりして、余りきれいではないと思っていた岡山弁が、女子高生が発すると(原田マハさんの言葉遣いの巧みさもありますが)、こんなにも魅力的な言葉として発信できるのかという驚きです。

 映画でも岡山弁が満喫できます。

この映画は、岡山弁の良さを再発見させてくれます。岡山を全国に発信するには、岡山を好きになることがその源です。

 「でーれーガールズ」を観に行って欲しいのココロだァ!


 (山陽新聞に2月6日から3回にわたり連載された「メーキングでーれーガールズ」を参考にしました)