「継続する心」と「悪あがき」(その2) | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「継続する心」と「悪あがき」(その2)

 「僕の野球人生――。

 これまで遠回りもたくさんしてきた。

エリート街道ではないが、僕は僕なりに考え、準備を行い、継続し野球人生の頂を目指してきた。

特別な才能もない、どこにでもいるありふれた人間でも、腐らず正しい努力をし続ければ、必ず山の頂に近づくことができるし、諦めずに歩み続ければいつかきっと頂に立つことができる。

 人生という名の山に登るすべての人たちにとって、僕の半生が少しでも生きる勇気やヒントになればと願っている」


 1984年日大藤沢高校卒業後、ドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。事実上の「戦力外通告」ともいえる、5年目の米国野球留学で実績を挙げ、シーズン途中呼び戻され、1軍初勝利を勝ち取る。

 その後も幾たびものケガを克服して山あり谷ありの野球人生を歩んできたことが、この2冊の本を読めばよく分かります。

 そこには、「少しではない沢山の生きる勇気やヒント」があります。


 印象に残った言葉を紹介します。

 「うまくいかなくて当たり前と、腐ることもしなかった」

 「苦しくない練習を、僕は練習とは呼ばない」

 「才能よりも努力を信じる」

 「不遇の時代に、どういう心構えで過ごすか。

  ここが人生勝負だと思う。くさるか、境遇を呪うか、発奮するか、それともギブアップするか」

 「努力、恩義、夢、忍耐、感謝――。

 信条は何かと聞かれたら、僕はこの5つをあげる」

 「恩人たちとの出会いや人脈は、自分で創りだそうと思ってもなかなかできることではない。そこには、運が必ずある。運はどこからやってくるのかといえば、それは『普段の行い』につきる。

それだけのことだ」