「幸の光彩 みちのくは未来」
昨日、池田大作写真展におじゃました時、池田大作創価学会名誉会長の著書、「幸(さち)の光彩(こうさい) みちのくは未来」をいただきました。
この本は、東日本大震災をはじめ、10年余りの間に、東北6県の地方紙6紙(東奥日報社、岩手日報社、河北新報社、福島民報社、山形新聞社、秋田魁新報社)に寄稿された文章を中心に編集されたものです。
その中に、「安喜多(あきた)に光る日本一の『教育力』」という印象に残る文章があったので、エッセンスを紹介します。
「安喜多」というのは、「安心と喜び多き宝士」の意義をこめた、池田名誉会長が作られた愛称です。
「秋田の日本一は多い。万葉集にも歌われるじゅんさいや、“畑のキャビア”と呼ばれるトンブリの収穫量、固定コンデンサーの出荷額、重要無形民俗文化財の件数、さらに農村の女性起業数も全国一に躍り出ている。
なかんずく、小中学生の『学力』 『体力』は、ともに日本のトップクラスで、群を抜いている。不登校による中学校の長期欠席生徒率も、日本で一番低い。
『学力日本一』に光を当てた秋田魁新報の特集を、私は感銘深く拝見した。
『“あったかい人間関係”があるほど、学習効果が上がる』との識者の指摘も、まことに示唆に富む。
とくに秋田では、三世代の仲が麗しいと伺っている。
秋田の祖父母の世代は、家庭でも、地域でも、貴重な教育力を担われている。
県花フキノトウは厳寒を耐えて春を告げる。
日本一の『教育力』光る秋田に、二十一世紀の若き賢者たちは伸びやかに育っている」
日本の伝統的に家族制度を背景にした“教育力”の大切さを指摘されています。
「まことに示唆に富む」指摘です。
実は、平成25年の人口1000人あたりの刑法少年数(10歳~19歳)も、2.8人に岩手県につぎ第2位です。
ちなみに、岡山県は9.4人で2年連続ワーストワンで、過去20年間ワーストテンを、はずれたことがありません。
こうした先進県の取り組みに学ぶことも大切です。