「壁にぶちあたったらマンガに訊け!」から
この本には、出典のマンガの一コマと、その説明、コメントとともに、名言が109載っています。
印象に残った心に響く言葉を、いくつか紹介します。
「1位と最下位との差なんて大したことね~んだよ。ゴールすることとしないことの差に比べりゃ」
(小山宙哉 「宇宙兄弟」)
失敗は誰にでもある。仕事は結果だ。
「鏡が自分の姿を映すように、人もまた自分の心を映すのよ。笑ってごらん。そしたらアリスちゃんの前にいる人も、きっと笑い返してくれるわ」
(天野こずえ 「ARIA」)
人間関係を改善するためのカギは常に自分にある。
「人に好かれよう‥‥なんて思っているのか?
そんなこと思わない方がいいよ。人は人。
お前はお前、自分を変えることはないよ。
お前はお前らしく自分を信じて歩けばいい!
そーすりゃー必ず道はひらけるさ!」
(高橋ヒロシ 「WORST」)
“自己肯定感”(健全な自己愛)がないと、自信をもって前に進めなくなるのだ。自分を変えようと思う前にもっと自分を好きになるための努力をしよう。
「『楽しい』は最強っ。『楽しい』は正義っ。
そして『楽しい』は無限大!」
(天野こずえ 「あまんちゅ!」)
最悪な環境であっても楽しい気分になるか、そうならないかを選ぶ自由は、常に自分にあるのだ。
「夢なんて自分の中で『やーめたっ』て言わない限りは夢ただもん」
(蒼樹うめ 「ひだまりスケッチ」)
夢は唯一無二の存在ではなく、日々の生活の中で少しずつ修正を加えて、実現可能にものにしていくものだ。
著者は、「『明日も頑張ろう!』 本書を読んでいただいた方に、少しでもこのような感想を持っていただけたら、それは望外の喜びです」と謙虚に書かれています。
「漫画に勇気づけられてきた」との発想に共感を覚えます。
手にとってみて下さい。意外な掘り出し本です。