入学式の挨拶
小学校、中学校、高等学校の入学式、卒業式の挨拶は特に内容を考えます。
心の片隅に残るような話をしたいと思うからです。
一つのことに絞って話すようにしていますが、いつも後でこれでよかったのかと反省します。
芳井中学校の入学式では、「くれない族にならないようにしましょう」と本来なら高齢者向けの挨拶にしました。
興讓館高等学校では、「人との出会い、本との出合いで人生はガラッと変わります」と本との出合いの大切さを(人との出会いの大切さは誰しもそう思っています)強調しました。
それというのも、このたび図書室の蔵書を600冊充実するお手伝いをしたからです。
興讓館に講演に来て貰った、櫻井よし子さん、斉藤孝明治大学教授の著書や高校時代に読んでおいた方がよい本等。
興讓館の校訓「白鹿洞書院掲示」の元をなす論語に関する本は、現在手に入る260冊余りすべてを揃えました。
初代阪谷館長と親交のあった、「日本資本主義の父」と言われる渋沢栄一翁に関する本も60冊全部揃えたのです。
本との出合いで人生がガラッと変わる経験を青春時代に持てた人は幸せです。
興讓館の生徒の皆さんにもそんな経験を持てる環境を作ってあげたいとの思いでお手伝いをしました。