「海賊とよばれた男」と「『黄金のバンタム』を破った男」 | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「海賊とよばれた男」と「『黄金のバンタム』を破った男」

 「“対”の関係にあります。国岡鐵造」のモデルとなった出光佐三は、経済人として敗戦で打ちひしがれた日本と日本人に希望を与えました。ファイティング原田は、ボクシングという2つの拳に命をかけたスポーツで、敗戦から復興へと向かう日本人の心に勇気と誇りを与えたのです。ぜひ併読してみていただき、『日本人って、ほんとうに素晴らしい!』と感じてくだされば、著者としてうれしい限りです」


 著者の百田尚樹さんはこのように語られています。

 また、1月9日の山陽新聞「時代の開拓者」には、こんな記述もあります。

 「百田作品には、逆境の中でもがき戦う主人公が登場する。『生まれる時代は選べないし、愚痴っても何も変わらない。人は昔から生まれた時代の中でベストを尽くして生きてきたんです』。自身にも『常に正面で闘うこと』を課してきた」


 2006年のデビュー作品、「永遠のゼロ」が400万部、2012年刊行の「海賊と呼ばれた男」は、上・下巻合わせて170万部を突破。(「『黄金のバンタム』を破った男」は2010年)

 人気番組「探偵!ナイトスクープ」のメイン構成作家から小説家デビューし、毎回作品のジャンルを変えるという異色作家です。

 特に、「海賊とよばれた男」は、2013年「本屋対象」を受賞しました‥‥‥。