元旦のキャッチコピー
元旦の新聞は、各紙とも分厚く百頁前後あります。各社知恵を絞り、趣向を凝らして紙面作りに励んでいますので、それぞれに楽しめます。
今年は、一寸変わった視点でも読んでみました。
それは企業などのキャッチコピーです。
キャッチコピーとは和製英語で、消費者の関心を引き、購買意欲をそそるための宣伝文句のことです。
元旦とあって力作揃いです。その中でも、私が特に興味を惹かれたキャッチコピーを紹介します。
〈近畿大学〉 固定概念を、ぶっ壊す。
〈日本ハム〉 日本ハムグループは
グループじゃない。チームだ。
〈トヨタ自動車〉 日本は、もういちど試される。
〈花王〉 花であり、月であり。
〈パナソニック〉 より良い世界は、おどろきから。
とりわけ、近畿大学は元気の出る、大学らしからぬ(?)フレーズが秀逸です。
固定概念を、ぶっ壊す。
「不可能を可能にするのが、研究だ」
1970年、近大はその言葉を信念に、不可能と言われたマグロの完全養殖に挑んだ。時には笑われ、バカにされ‥‥それでも、諦めなかった。費やした年月は30年以上。そしてやり遂げた。
そんな近大がいま、「大学の序列」に挑んでいる。
笑うやつも、バカにするやつも、いるかもしれない。
しかし、我々は不倒の精神で、やり遂げる。
古くさい固定観念をぶっ壊す。
不可能を可能にするのが近大だから。