「永遠の0(ゼロ)」(その2) | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「永遠の0(ゼロ)」(その2)


 読書好きで知られた俳優の児玉清さんの解説がまた素晴らしいのです。


 「心を洗われるような感動的な出来事や素晴らしい人間と出逢いたいと、常に心の底から望んでいても、現実の世界、日常生活の中ではめったに出逢えるものではない。

 しかし、確実に出逢える場所がこの世にある。その場所とは、本の世界、つまり読書の世界だ。

 『永遠の0』と出逢えたときの喜びは筆舌に尽くし難い。それこそ嬉しいを何回重ねても足りないほど、清々しい感動で魂を浄化してくれる稀有な作家との出逢いに天を仰いで感謝の気持ちを表したものだ。

 僕は号泣するのを懸命に歯を喰いしばってこらえた。が、ダメだった。今、この本を手にしているあなたは、どんな想いを抱くだろうか。

 人間とは、戦争とは、何なのかを痛切に考えさせられる筆者渾身のデビュー作となっている」


 映画化もされ、12月21日に公開の予定です。

今から楽しみです。


 還暦の御祓いを家族と一緒に靖国神社でして貰って以来、毎年1回以上必ず参拝します。

(それまでは折りにふれてでした)

 今年も終戦記念日の少し前、8月11日にお参りしました。年間五百万人以上の人が参拝する靖国神社、この日も炎暑の中、多くの参拝者がありました。若い人達も多かったように思います。

 参拝した後、いつも資料記念館の「遊就館」を訪ねます。ロビーには、「零戦(零式艦上戦闘機五二型)」の修復した実物が展示してあります。

 靖国神社はお参りする場であると同時に、日本の近現代史を学ぶ教育的施設でもあります。立場や思想の違いを超えて私たち日本人に訴えかけてくるものがあると思っています。

 涙を流して心が洗われ、背筋がピンとなる自分を感じます。

 そして、今や私のモチベーションの源でもあります。