日本を取り戻す | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

日本を取り戻す

 自民党の「日本を取り戻す」というキャッチコピーは、近来ないヒットだと私は評価しています。

 長野士郎岡山県知事は就任とともに、「人間尊重、福祉優先」という時代を先取りした、政策イメージが湧く秀逸なキャッチコピーを提唱しました。

 「日本を取り戻す」にも、時代を先取りし、政策イメージの広がりを連想させるものがあります。

 どんな日本を取り戻すのか?

 強い日本を取り戻すのです。

 強い日本とは何か?

 強い政治力と強い経済力を持った日本です。

 強い政治力とは何か?

 ねじれ現象を解消し、安定政権を樹立し、決める政治力、実行できる政治力を持つことです。

 強い経済力とは何か?

 デフレを脱却し、アベノミクスを推進し、その恩恵を実感できる経済力を持つことです。


 直線的、短絡的に過ぎるかもしれませんが、「日本を取り戻す」には、このように政策イメージの広がりを連想させるものがあります。

 民主党3年間の政権は、いわば“壮大な社会実験”だった訳で、この実験は大きな教訓を残してくれました。その教訓を生かさなければなりません。

 1981年にアメリカ大統領に就任したレーガンは、凋落傾向にあったアメリカを再興するために、「強いアメリカ」を標榜し、8年間実現して行きました。

 その源泉は、教育改革と経済改革でした。

 日本がバブルで浮かれている時代に、“強いアメリカ”を徐々に取り戻したのです。

 今回の選挙は、“強い日本”を取り戻すことができるかどうかの有権者の審判だと私は考えています。