仁・義・礼・智・信
一般に日本人の道徳規範は、神道・仏教・儒教の
思想をもととして、とくに人が人として守るべき
道徳律を、儒教の五常の徳「仁・義・礼・智・信」 に
よって培ってきました。
簡単に言うと、
仁とは思いやり、やさしさのことであり、
義とは人として正しい行い、つまり正義であり、
礼とは礼節・礼儀のことであり、
智とは叡智・バランスを取る知恵のことであり、
信とは信用・信頼のことです。
具体的にいうなら、
「人にやさしくあれ」「弱い者をいじめるな」
「正直であれ」(ウソをつくな)
「卑怯なことをするな」「礼儀正しくあれ」
「身だしなみを正しくしろ」「約束を守れ」
といった道徳の基本とされるものです。
2千5百年前から言われてきたことです。
今もってできないのですから、人間は本質的な
ところ余り進歩していないのかもしれません。
(作家・評論家の岬龍一郎さんの
解説明を引用しました)