60万人の雇用創出
政府は緊急経済対策により、実質国内総生産
(GDP)を約2%押し上げ、60万人の雇用が
新たに創出されると発表しました。
家族が岡山市内のハローワークに務めている
という人から年末に話を聞きました。
有効求人倍率と現実は違うのだそうです。
就職最前線の実体は大変厳しいといいます。
「55歳からのハローライフ」を書いた作家の
村上龍さんが、取材でハローワークに行って、
コンピューターで職があるか検索してみました。
「55歳、男性、資格は普通免許‥‥
希望月収は30万円」と入力したら、
全国で1件も仕事はありませんでした。
12万まで下げてようやく関東地方で
3件の求人があったそうです。
資格のない中高年にある仕事は、
ビルの清掃人、駐車場の管理人、交通誘導員、
宅配便の運転手といったところです。
以前の緊急雇用対策も、半年や1年とは
言え、相当の効果がありました。
役所が主導する緊急雇用と、民間企業の
雇用を促進する両面の政策で、雇用を
創出することが緊緊の課題です。