安倍内閣の発足を新聞各紙は同論評したか
まずは、各紙社説の見出しから。
「真の政治」実現目指せ (山陽)
「強い国」へ使命果せ (産経)
実績積み信認高めよ (中国)
危機突破への政権の総力挙げよ (読売)
「自民の変化」示す政治を (毎日)
安倍自民の力結集し政治の安定を (日経)
再登板への期待と不安 (朝日)
「デフレからの脱却、震災復興、原発政策の再構築、外交立て直し――。日本が直前する難問を解決しようという意欲のうかがえる布陣だ。
安倍内閣の最重要課題は、日本経済の再生である。『危機突破内閣』の看板通り、政治・経済の閉塞状況を打開してもらいたい。
安倍政権には、迷走と失政を重ねた民主党政権とは違う、新しい政治の実現を期待したい」
読売新聞の社説の要点です。
内容も“期待と注文”をバランスよく主張しており最もうなずける論評をしています。
見出しからも分かるように、例によって辛らつなのは朝日新聞です。
「期待と不安」と銘打っていますが、内容は不安と注文がほとんどです。
どのような論評をしようとも、各社各様でよいのです。問題は「不偏不党」を標榜していることです。
もう新聞も「不偏不党」の看板は降ろして立場を明確にして、“健全な批判勢力”になる現実的な対応をすべきだと考えるのです。