悪口ってやつはな‥‥‥
五郎 「悪口ってやつはな、いわれている方が
ずっと楽なもンだ。いってる人間のほうが
傷つく」
純 「―――」
五郎 「被害者と加害者と比較したらな、被害者で
いるほうがずっと気楽だ。
加害者になったらしんどいもンだ。
だから悪口はいわンほうがいい」
倉本聰さん脚本の、北海道富良野を舞台にした
テレビドラマ「北の国から」の一節です。
父親の悪口を言ってまわる村人に憤慨する
息子・純(吉岡秀隆)を、父親・五郎(田中邦衛)が
なだめて語るセリフです。
悪口という刃物で血を流し、流させる人間関係は
子どもの世界に限りません。程度の差こそあれ、
となり近所にも、職場にも、とりわけ政治の世界
にもあります。
倉本聰さんが五郎の口を借りて語る悪口論は、
胸の薬箱に入れておいて損はありません。
という位ですめばよいですが、経験者語るで申せば、
現実はそんなに生易しいものではありません。
悪口や誹謗中傷するような人は傷つかないのです。
そんな人達には、昔からいうようにいつかは
「バチが当たる」と思っていればいいのです。
無視するに限ります。
(10月26日、27日、28日は、竹内政明著
「名言手帳」を参考にしました)