ゼネラリストとスペシャリスト | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

ゼネラリストとスペシャリスト

 民間企業の決算期はいつでもよいので、3月とは限りません。人事も決算期に合わせて行うのが原則です。
 官庁は3月と決まっています。人事は、地方公共団体はこの時期に行いますが、国は国会の関係もあり、1月、4月、7月などに分けてしています。
 岡山県でも少し早い警察を除いて、4月1日付の人事異動です。
 原則は3年異動なので、毎年3分の1が“民族の大移動”の如く移動します。
 専門職は、最初からスペシャリスト(特殊技能を持った専門家、技術者)として採用されますから、専門分野を変わることはまずありません。
 一般行政職は、ゼネラリスト(多方面の知識、技術を持つ人)として採用されるのが原則です。短期間で変わることは、様々な分野の仕事に携われるし、組織、人間関係の活性化からいっても効果があります。
 ところが、一般行政職の分野でも、例えば企業立地、観光、航空などは、スペシャリストが必要です。議会でも議事課には、スペシャリストがいります。
 組織が組織として、本来の目的を達するためには、ゼネラリストとスペシャリストの複眼的な視点で人材の羌成と人事異動をすることが大切です。