ご当地グルメ | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

ご当地グルメ

 「これぞ岡山ご当地グルメ」(企画・発行 株式会社オークシッド)という冊子が発行されています。
 ご当地グルメはB級グルメとも呼ばれ、今や隠れたブームとまで言われるようになっています。
 9月には、「第4回B級ご当地グルメの祭典 B-1グランプリ in YOKOTE」が秋田県横手市で開かれます。
 この冊子には、岡山県内のご当地グルメが盛り沢山に紹介されています。
 そのご当地グルメの中で、規模においてナンバーワンは津山のホルモンうどんではないでしょうか。
 かねてより食べたいと思っていたホルモンうどんを食べに連れて行って貰いました。
 行った店が、「橋野食堂」です。
 何と今日の日経新聞中国版に、「探訪ご当地フード」として写真入りの記事が載っています。
 津山市内にはホルモンうどんを出す店が50軒以上あります。
 その中でも、現店主で4代目、創業して120年という橋野食堂は老舗です。
 50年も前からホルモンうどんを作っていたそうです。
 うどんとホルモンは相性がよいのでしょう。
 特製のタレとあいまって、美味しさが口の中に広がります。
 「ピリ辛もおいしいよ」と店主にすすめられて食べてみると、この方がより美味しく感じました。
 中国銀行系のシンクタンク岡山経済研究所の試算によると、経済波及効果は8億円に及ぶのです。
 直接的な1次効果4億4700万円の内訳はこうです。
 来店客は年33万人、客単価を千円とすると店の売り上げは3億3千万円。このうちホルモンうどんは24万食、単価797円で1億9千万円。その他飲食が1億4千万円。これらに原材料費や光熱費を加えた1次効果は4億4700万円。2次効果も加えると8億円になるというのです。
 名前は“B級”でも、経済波及効果は“超A級”です。
 岡山県も9月補正予算で、「B級グルメフェスタおかやま(仮称)」の開催事業費384万円を計上して後押しします。
 今年から本格的に始まった「農商工運動」。
 ご当地グルメは、新しい一つの突破口になるかもしれません。