念ずれば思いは叶う(その5) | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

念ずれば思いは叶う(その5)

 「その人のよいところを見てあげることです。どんな人にもよいところはあります。
 それを評価してあげることです。」
 石原会長が言われるからこそ、含蓄ある言葉として、ズッシリと伝わってくるものがありました。
 会談の最後に、心配な気持と警鐘でしょうか、こんな言葉をもらされていました。
 「民主党政権の官僚の接し方は問題がある。今のようなやり方をしていると行きづまる可能性がある。」
 「まあ、いろいろありまして」というユニークなタイトルの本の「あとがき」です。
 「私は茨城県庁で立派な上司に仕え、親切な友人に接して順調な役人のスタートを切ることができたほか、水戸では良き伴侶に恵まれた。
 自治省に帰ってから、私は、役人生活の大部分を通じて地方財政の仕事に携わることになったが、その間多くの偉大な先輩や立派な友人、後輩に恵まれ、また国会、各省庁、地方自治体に多くの知人、友人を得ることができ、それが私にとって“かけがえのない宝”となっている。
 私は、『敬天愛人』を座右の銘としている。
 天命には従順に従い、接するすべての人を理解し愛するよう心がけている。」
 齢(よわい)83歳。
 矍鑠(かくしゃく)として、なお意気軒昂(いきけんこう)、しかも謙虚なお姿に感服致しました。
 30分の面会時間を大幅に超過して約1時間。
 記念写真を一緒に撮らせていただき、快晴の秋晴れの心境で事務所を後にしました。