「レッドクリフ」 | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「レッドクリフ」

 「レッドクリフ」は、制作費100億円という中国映画史上最大の予算を投じた、三国志を描く歴史スペクタル巨編です。
 ジョン・ウー監督の作品で、11月1日より日本で公開されています。
 今回公開されたのは「PartⅠ」で「PartⅡ」は来年4月の公開予定です。
 ちなみにRED CLIFF=赤壁です。
 長男夫婦に是非と勧められて見に行きました。
 実際に1,000人以上の現役兵士、200頭以上の馬を使った、リアルな戦闘シーンは圧巻です。
 ジョン・ウー監督は語っています。
 「三国志には、実にたくさんのストーリーがあるけれど、中でも特に好きなのが“赤壁の戦い”のエピソードでね。
 “赤壁の戦い”は、80万もの曹操軍に、わずか5万の劉備・孫権軍が戦いを挑んで打ち勝つという話なんだが、これはよほどの知力と勇気、団結の精神がなければ不可能だろう。
 この弱者に強者へと向わせた勇気と友情こそが今回のテーマであって、それによって人々を励ますようなものが作れるだろうとも思ったんだ。」(「キネマ旬報」11月上旬号より)
 三国志は日本でも人気があります。
 国民文学とも言われた吉川英治さんの「三国志」は今も読まれています。
 吉川三国志を漫画化した、横山三輝さんの50巻にも及ぶ「漫画三国志」を親子で楽しんだのはもう20年も前でしょうか。
 一見の値打ちは十分ある映画です。