不作法と不調法 | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

不作法と不調法

 不作法とは、行儀が悪い(を知らない)様子。
 不調法とは、配慮が細かい所まで行き届かず(たしなみや素養に欠け)相手の期待に応えられないこと(様子)。
 例によって、新明解国語辞典の解釈です。
 たしなみや素養に欠けているのだから、こういう場合は不調法というのかな。
 いや何、お茶席のことであります。
 妻に連れられて(?)、表千家の塩飽文子先生のお茶席に出させていただきました。
 新緑薫る田中苑に佇む不老庵でのお茶席です。
 案内を受けたらどこにでも出かけます。
 お茶席だけはできるだけ失礼するようにしています。
 抹茶や煎茶は大好きですが、作法に疎く苦手だからであります。
 最初は端に座っていました。結局は、勧められて最上席に座る羽目になりました。
 普段は30分はもつ正座も今日に限って、緊張のためかすぐに足が痛くなってきました。
 隣にいる妻に指示を出すよう予め頼んであったので、なんとか美味しく抹茶をいただくことができました。
 塩飽先生から私のことを同席の皆様に紹介され汗顔の到りでありました。
 外に出ると、すがすがしい気持になっていました。
 また行こうかな。