自分の言葉で | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

自分の言葉で

 自分の言葉で語るのは難しい。
 自分の言葉で発言し、自分の言葉で文章を書くというのは難しいものがあります。
 自分の言葉で語るからこそ、相手の心に思いが伝わります。
 それだけに、自分の言葉で語っていると言われる時は、高い評価を与えられていることになります。
自分の言葉で語るとは、どういうことなのでしょうか。
私なりの考えを述べます。
 そのキーワードは、“本気”“本音”“本当”だと思います。
 “本気で語る”“本音を語る”“本当のことを語る”
 このように語るからこそ、聞く人、読む人は“本物”だと受けとめるのではないでしょうか。
 与謝野馨衆議院議員の「堂々たる政治」は、まさに自分の言葉で語られた本であります。
 与謝野議員が、あの有名な与謝野鉄幹、晶子夫妻の孫であることはよく知られています。
 中曽根康弘元首相の秘書を経て、政界にデビューされています。
 東京1区という厳しい選挙区ということもあり、今まで9勝3敗です。
 大衆的な人気政治家というよりも、自民党きっての政策通として、いわば“玄人筋”の評価が高い政治家のようであります。
 大臣を3回、政調会長も経験され、安倍首相の改造内閣では、わずか30日間の“幕引き”の官房長官を努められています。
 咽頭ガンも克服され、本人が書かれているように、「振り返れば、七転び八起きの人生である。」
 こうした、七転び八起きの人生を経験されたからこそ、この本は、自分の言葉で語られ、読む人に感銘を与えるのだと思います。