KY | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

KY

 KYとは改めて申し上げるまでもなく、「空気が読めない」という意味です。
 その場の空気が読めない、場違いあるいは見当違いの発言や態度をした人に対して、「あの人はKYだ。」という風に使うのだそうです。
 今や、この類のKY式日本が、ちょっとしたブームで、KY式日本語あれこれを紹介した新書も出版されています。
 実は昔もこうした用法はあったのです。
 中学生の頃「MMK」という言葉がよく使われていました。
 MMKとは「持てて持てて困る」と読むのです。
 私は、羨望の目差しで、「・・・・君はMMKでいいなあ」と使った側です。
 閑話休題、4月1日から始まった、75歳以上を対象とする「後期高齢者医療制度」の名称変更についてのドタバタがまさにKYです。
 新聞報道によると、新制度初日の1日の閣僚懇談会で福田康夫首相は、「せっかく良い制度なのにネーミングが良くない。例えば長寿医療制度はどうか」と名称変更の検討を突然指示したといいます。
 さっそく与党から批判が相次ぎました。
 与党からの批判をふまえて、厚生労働省は全国の自治体などに「『長寿医療制度(後期高齢者医療制度)』との記述にしていただきたい」との通知を出したそうです。
 こんな時にピッタシなのが、「殿ご乱心」であります。
 名称より中身(内容)です。
 “化粧”よりも“変身”した方がよいと思いますよ。