「謎の鳥」 | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「謎の鳥」

 永田町やインターネットで「謎の鳥」と題する政治ジョークが流行しているといいます。
 作者不明ですが、次第に“バージョンアップ”されて、現在の形になったようです。
 「ジョークで読む国際政治」(新潮新書)も顔負けの“ワサビの効いた”ジョークなので紹介します。
 日本には謎の鳥がいる。正体はよく分らない。
 中国から見れば「カモ」に見える。
 米国から見れば「チキン」に見える。
 欧州から見れば「アホウドリ」に見える。
 日本の有権者には「サギ」に思われている。
 オザワから見れば「オウム」のような存在。
 でも鳥自身は「ハト」だと言い張っている。
 それでいて、約束したら「ウソ」に見え、身体検査したら「カラス」のように真黒。
 釈明会見では「キュウカンチョウ」になるが、実際は単なる鵜飼(うか)いの「ウ」。
 私はあの鳥は日本の「ガン」だと思う。
 以上が「謎の鳥」です。
 紹介するだけでは芸不足かと思い、私も鳥にちなんだ“ことわざ”を使い簡単なストーリーを考えてみました。
 昨秋の政権交代で、「飛ぶ鳥を落とす勢い」だった民主党政権。政策決定がままならず、「烏合の衆」の状態になった時、「金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる」とばかりの「鶴の一声」。
 「一石二鳥」を狙って、「鷺(さぎ)を鳥と言いくるめ」ようとしたものの、思うにまかせず「鳶」(とび)に油揚げを攫(さら)われる」かも知れません。
 「閑古鳥(かんこどり)が鳴く」とか、「鳥の将(まさ)に死なんとするや其の鳴くや哀(かな)し」などと言われないように、健闘を心からお祈りしています。
 「目に青葉山時鳥(やまほととぎす)初鰹」の季節も間近です。
 「林深ければ則(すなわ)ち鳥棲(す)み水広ければ則ち魚游(あそ)ぶ」(為政者が善政を行えば、自然と人は集まり国は栄えるという教え)のですから・・・・・・。