国策の犠牲
寝耳に水とはまさにこのことです。
12日に第1報は、地元玉野市の加藤浩久県議からでした。
宇野港と高松港を結ぶ宇高航路のフェリーが3月26日をもって廃止になるというのです。
担当の福田生活環境部長を呼び説明を聞くと、県にも今日運航している国道フェリーと四国フェリーの2社が来て、廃止届提出の報告があった由。
驚いたのは、1か月前に廃止届を出すだけで、簡単に止めることができることです。
通院、買物、通勤、通学の生活関連目的で利用している人口は約3100人、うち通勤、通学の利用人口は約1300人です。
昨年3月に始めた高速道路の土・日・祝日の上限1000円のETC割引の影響で、2009年4~12月の旅客が68万人(前年同期比27%減)、車両40万台(同40%減)と激減しました。
現下の不況も影響の中には少しはあるでしょうが、“国策の犠牲”といっても言い過ぎではありません。
すぐに考えたことは県議会で何ができるかということです。
まず、国へ存続の意見書を出すことです。
今日、黒田玉野市長が、住吉県議、加藤県議と一緒に要望書を持って来られました。
「宇高航路が全て廃止されれば、玉野市にとっては、トラック等による物流面のみならず、当航路は通勤、通学、通院等に多く利用される生活密着型の非常に重要な航路であり、航路の廃止が市民生活や地域経済に及ぼす影響は膨大であります。さらには、大規模災害時における緊急物資の海上ルートの確保や、瀬戸大橋が強風等により不通となった場合、本四間の移動手段の喪失等が懸念されるところであります。」
全くその通りです。
“国策の犠牲”によって生じた事態は、国策によって救済されなければなりません。
1910年の旧国鉄の宇高連絡船就航から100年、“岡山県、香川県のシンボル”の灯を消してはなりません。
県議会で意見書が可決できたならば、私自身も議長として、その足で上京し、前原国土交通大臣等に緊急要望したいと考えています。
12日に第1報は、地元玉野市の加藤浩久県議からでした。
宇野港と高松港を結ぶ宇高航路のフェリーが3月26日をもって廃止になるというのです。
担当の福田生活環境部長を呼び説明を聞くと、県にも今日運航している国道フェリーと四国フェリーの2社が来て、廃止届提出の報告があった由。
驚いたのは、1か月前に廃止届を出すだけで、簡単に止めることができることです。
通院、買物、通勤、通学の生活関連目的で利用している人口は約3100人、うち通勤、通学の利用人口は約1300人です。
昨年3月に始めた高速道路の土・日・祝日の上限1000円のETC割引の影響で、2009年4~12月の旅客が68万人(前年同期比27%減)、車両40万台(同40%減)と激減しました。
現下の不況も影響の中には少しはあるでしょうが、“国策の犠牲”といっても言い過ぎではありません。
すぐに考えたことは県議会で何ができるかということです。
まず、国へ存続の意見書を出すことです。
今日、黒田玉野市長が、住吉県議、加藤県議と一緒に要望書を持って来られました。
「宇高航路が全て廃止されれば、玉野市にとっては、トラック等による物流面のみならず、当航路は通勤、通学、通院等に多く利用される生活密着型の非常に重要な航路であり、航路の廃止が市民生活や地域経済に及ぼす影響は膨大であります。さらには、大規模災害時における緊急物資の海上ルートの確保や、瀬戸大橋が強風等により不通となった場合、本四間の移動手段の喪失等が懸念されるところであります。」
全くその通りです。
“国策の犠牲”によって生じた事態は、国策によって救済されなければなりません。
1910年の旧国鉄の宇高連絡船就航から100年、“岡山県、香川県のシンボル”の灯を消してはなりません。
県議会で意見書が可決できたならば、私自身も議長として、その足で上京し、前原国土交通大臣等に緊急要望したいと考えています。