「慮らずんば胡ぞ獲ん」 | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「慮らずんば胡ぞ獲ん」

 「慮(おもんばか)らずんば胡(なん)ぞ獲(え)ん、為(な)さずんば胡ぞ成らん」(書経)
 儒教の原典の一つとされる「書経」という古典にある言葉で、その昔、殷(いん)王朝を支えた伊尹(いいん)という名補佐役が、太甲(たいこう)というトップを戒めた言葉だと言われています。
 「思慮深くなければ成果をあげることはできない。断固実行しなければ目的を達することはできない。」という意味です。
 熟慮と断行を両立させよとのことです。
 中国の古典は、人生指針の宝庫です。
 時々に何げなしに読んでいても、ハッと気づくことがあります。
 
※「リーダーのための中国古典」守屋洋著を参考にしました。