本音の教育(その2) | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

本音の教育(その2)

 前回環太平洋大学のパンフレットを紹介しました。
 その後、大橋理事長から2本のDVDを含む沢山の資料を送って貰いました。
 DVDの1本は、「挑戦と創造の教育」と題して、創志学園グループの創設からの歴史の歩みをまとめたものです。
 もう1本は、安藤忠雄さん設計のアスリートホール「TOP GUN(トップガン)」の完成記念の竣工式、対談をまとめたものです。
 「昔は内風呂のある家は少なく、皆銭湯に通っていた。中学2年生の時銭湯のタイルを使って弟に算数を教えていたら、それを見ていた高校の教員という男性が私の親に言った。
『是非うちの子供にも教えてくれないだろうか』恩師今村淳先生との出会いだった。
 お子さんを教えるかわりに、私が先生に教えて貰った。
 その教育は『教科書だけで学ぼうとしてはいけない。』というもの、それまで受けた教育とは余りにも違う教育手法だった。これが私の教育に対する原体験かもしれない。
 大学4年の春休み、近所のお母さん達から『4人の子供に勉強を教えて欲しい』と請われた時、抵抗なく引き受けた。
 教育はすごくいいものだと、教えられた経験があったからだと思う。生徒4人から始まった私の学習サークルは、気がつけば何十人もの生徒を持つまでになった。
 大学卒業を間近に迎えた時、私の心は決まった。子供たちのために腰を据えて本格的に取り組もうと。そしてやる限りは途中でやめたりしない。塾にとどまらず、さらに広く、深く、教育の夢を追い求めていこう。
 民間教育にできること、民間教育だからできること、その可能性をどこまでも追求していこう。そう誓った。」
 夢を持たなければ、夢が実現することはあり得ません。しかしながら、夢を持ってもその夢が実現できるとは限りません。
 1966年、学習塾「学習サークル」創設から43年、総合教育グループ、創志学園グループの成長は大橋理事長だからこそ、実現できたのだなあとDVDを見ながら思いました。そして改めて、感銘を受けました。