政治は行政の延長にあらず!! | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

政治は行政の延長にあらず!!

 国語辞典によると、政治とは、住みやすい社会を作るために、統治権を持つ者が立法・司法・行政の諸機関を通じて国民生活の向上を図る施策を行ったり、治安保持のための対策をとったりすること、つまり、政治家が国民に施す施策。
 行政とは、立法により形成された公共の意思や目的に基づいて国や公共団体の執行機関が業務を行うこと。つまり、法律・政令・条例の範囲内で行う事務。
 政治と行政の関係は、大きく3つに分かれると考えます。
 政治イコール行政・政治は行政の延長、政治は行政の延長にあらず。
 政治イコール行政とは、例えば、老朽化した公民館を建て替えると公約に掲げる政治家がいるとすれば、こんな政治家のもとでは特色ある地域づくりは到底不可能です。
 政治は行政の延長とは、例えば、小学校まで無料化した小児医療を中学校まで延ばすがごとき政策をいいます。
 政治家の仕事とはいえ、こうしたことを競うのは、特色ある地域づくりには結びつきません。
 政治は行政の延長にあらずとは、具体的に申し上げれば、例えば東国原宮崎県知事の観光政策です。
 自らトップセールスマン、動く広告塔として宮崎県の特産物や農産物を全国へ発信、販売し、今まで誰もやらなかった県庁までも観光地に仕立てる発想です。
 これぞ政治家の仕事です。
 政治は行政の延長にあらずでなくては、特色ある地域づくりはおぼつきません。