テレポリティクス | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

テレポリティクス

 日本でもついにアメリカのような「テレポりティクス(テレビに影響される政治)」の時代に入ったと言われるようになったのは、1993年(平成5年)の細川連立政権成立の頃です。
 テレポリティクスという言葉を最初に日本で紹介したのは「インフルエンシャル-影響の王国」(木下玲子著)だといいます。
 その中でワシントンポスト紙のテレビ批評担当記者は語っています。
 「政治も新聞とテレビ抜きには考えられない。
ニュースはライブショーで、政治家はプレーヤー。だから人々はテレビを通して政治の内側に入る。そしてテレジェニックな(テレビ映えする)政治家を信用するんだ。たとえその人のミスを知ってても」
 テレポリティクスの時代に入って言われだしたのは、ポピュリズム(大衆迎合主義)の功罪です。
 地方政治も間接的にこのような影響を受けていると思えます。
 信念を貫きながら有権者の理解と支援をいただくのは決して易しいことではありません。