「自国に誇りを持たせる教科書を」 | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「自国に誇りを持たせる教科書を」

 森靖喜岡山学芸館高校校長が、産経新聞に「現代(いま)を問う」というテーマで、
「自国に誇りを持たせる教科書を」の論稿を書かれています。
 教育界の最近の関心事は、8月31日が採択期限の今後4年間の教科書の採択問題
でした。
 「この教科書に関して問題が2つある。
出版社は『売れなければ商売にならない』から採択してもらいやすい内容にしようとする。
そうすると、採択側に『迎合』したり、史実を『歪曲』するという問題が起こる。
2つ目は、文科省の教科書調査官や有識者の調査審議委員がどのような基準で検定して
いるかという問題である。」
 「『迎合』『歪曲』の問題は、特に社会科の『歴史・公民』で顕著である。
各教育委員会が採択を決定するが、実際は教育現場の声が反映され、その現場は戦後、『日教組』やその影響下にある教員が大きな影響力を持っている。」と危惧を表明された上で次のように結ばれています。
 「戦後教育で、『自虐的』な歴史を刷り込まれた結果が、文部官僚にまで蔓(まん)延したる事実は、看過できない憂慮すべき事態である。
 自国の『教科書』は、自らの国に誇りを持たすものでなければならない。これは世界共通である。
 教科書検定官と教育委員会の意識改革、勇断を期待したい。」
 全く同感です。
 森校長とは、平成30年を目標にした高等学校教育の在り方を検討している、
「岡山県高等学校研究協議会」で一緒です。
 “筋金入りの教育者”です。