信頼と信用 | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

信頼と信用

 土光さんは“信頼される人”になるための5ヶ条といって、“信用される人”とはいっていません。
 信頼と信用はどう違うのでしょうか?
「信頼」その人やものが、疑う余地がなくいざという時に頼る(判断の拠り所とする)
     ことができると信じて、全面的に依存しようとする気持ちを抱くこと。
    またその気持ち。
「信用」誤り(うそやごまかし)がないと信じて、その人の言をそのまま受け入れたり
     事の処理をすべて任せたりしようとする気持ちを抱くこと。
 新明解国語辞典の解釈です。
 類語新辞典によると、
  「信用」は対象の確実性に疑点を持たないことを意味し、
  「信頼」は対象を疑わないだけでなく、その能力に任せる意を示すとあります。
 このように「信頼」の方が深く「信用」の方が浅いことが分かります。
 「信用」は根拠が示されることが多いが、「信頼」はいわく、言い難いところがある
ところが違うともいわれます。