沖縄県議会調査 | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

沖縄県議会調査

 議会運営委員会の県外調査で沖縄県議会を訪れました。
 平成4年完成で、黒川紀章さん設計の総工費250億円の県庁舎は、
人口140万人の県としては立派なものです。
 沖縄県を訪れる観光客は年間570万人を超えます。
文字通り観光立県と基地の沖縄です。
 驚いたのは、議員1人1人に個室が与えられていることです。
 6畳位の広さで、机と書棚、ロッカーが据え付けられています。
 アメリカ占領時代の立法院の名残りとはいえ、恐らく全国にも例がないでしょう。
 もう一つ驚いたのは、審議時間の長さです。
 一般質問日は平均して午前10時から午後7時頃まで審議するとのこと。
 (岡山県は10時から15時頃まで)
 3月議会に設置される予算特別委員会は審議日数12日間で、
いつも午後7時から8時頃まで審議するのだそうです。
 (岡山県は事前審査制という全国に例がない独自の予算審査をしており、
予算特別委員会は設けない)
 長きが故に価値ありとは言えぬまでも、見習うべきところです。
 議員定数48人が8会派に分かれ、与党22人(内自民党16人)、野党22人、
中立4人の拮抗状況が議会の緊張感をもたらしているのかなと思います。