「世界で1000年生きている言葉」(その1) | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「世界で1000年生きている言葉」(その1)

 自然や歴史的建造物に関して、ユネスコが世界遺産
を認定しているけれど、“言葉の世界遺産”という
ニュージャンルが生まれてもいいのではないかー
歌人・作家の田中章義さんは、そんな思いを持って、
世界で千年以上語り継がれている言葉を収穫する旅に
出たそうです。20年以上にわたって旅を続けた
最初の成果物が本書です。(PHP文庫)
 地球各地で多くの人々が語り継いできた言葉に
込められた“思い”や“魂”、そして“叡智”を
紹介します。
 その“人生のヒント”を紹介します。
  
 「いかに生きるべきか」を教えてくれる言葉
 「自身の善良さを守れ、塩が辛さを守るように」(タイ)
 「塩を入れるなら溶けるまで、仕事をするなら
終わりまで」(モンゴル)
 「善人の心はいつも眼元にあり、悪人の心は
口元にある」(ハニ族、中国の少数民族)
 「善に善をもって応じるのは誰でも。悪に善をもって
応じるのが本当の人」(タタールスタン)
 「愚かな人々と歌うより、賢い人とともに泣く
ほうがいい」(セルビア)
 「ゆっくり歩いて休まない。
そんな人には誰もかなわない」(バングラデシュ)
 「実を食べて、その木を植えた人を思う」(ベトナム)
 「明日のことは今日やれ、
今日のことは今やれ」(ネパール)
 「仕事をして人になる。
上り坂を越えて駿馬になる」(モンゴル)
 「小事を断念できない人は、
大事を成就できない」(マダガスカル)
 「成し遂げた善は隠せ。
源を隠すナイル川のように」(エジプト)