8月7日、第22回鹿児島起立性調節障害親の会を開催しました。
前日に注文していた発刊されたばかりの田中大介先生の「やさしくわかる子どもの起立性調節障害」が届きました。
待ちに待った田中大介先生の本を手にすることができました。
どのページを開いても、起立性調節障害の子どもと親に寄り添ってくださる、田中先生の優しさを感じることができました。
本の題の通り、優しく、解り易く書かれた本ですので、保護者や学校の先生方に読んでいただいて起立性調節障害への理解を深めていただきたいと思います。
届いたばかりの本を親の会の皆さんに紹介させていただきました。
先生は、常々、親の会への参加は治療に匹敵するほど有意義であると、親の会への参加を勧めてくださっています。


22回目の親の会は13名の参加申し込みがありましたが、3名の方が参加できなくなり10名での会となりました。
いつもの会より参加者が少なかったので、ゆっくり、一人一人の話を聞くことができました。

自己紹介では、これまでの経過、現在の様子、悩みなど話していただきました。
それと、子どもさんのことで、嬉しかった事をお話してもらいました。
ODの子どもと、向き合っている母親にとって、心配や不安はありますが、その中で、嬉しかった事はなかったでしょうか?
些細な事でも、お母さんが嬉しいと感じたことを話していただきました。
 *この夏休み、友達と海へ行くことができた。
 *夏休みの水やり、餌やり当番に行くことができた

 *アルバイトを頑張っている。
 *自分なりに勉強と運動を頑張っている。
 *父母に対してありがとうと無理しないでと優しい言葉をかけてくれる。
 *生活費の要求の時しか連絡が来ないが、Thank youと一言返事が来た時(我が二男
などの嬉しかった事を皆さん笑顔で話してくださいました

子どもは子どもなりに頑張っている。心の成長も感じることができます。自立への道を模索しています。
今は、動けない状態でも、子どもたちは大丈夫
子どもの未来は明るい。子どもの持つ力を信じる、信じきることが大切。

おかあさん方にアンケートをお願いしました。
殆どの方から回答していただきましたので紹介します。
 子どもの症状について
頭痛、腹痛、めまい、朝起きができない、体がだるいなど、複数の症状を持つ子どもが多いでした。
 診断がついているか
殆どの方が付いていましたが、1名、ODの症状はあるが病院では重症の貧血と言うことでODの診断がでなかったという方がありました。
ODには新しいタイプのODがあり、専門の病院で器械を使って検査しないと解らない場合もあります。

参加しての感想
*毎回いろんな方の話を聞いたり話をしたりで自分の気持ちが落ち着きます。
  まだ先が長いですが温かく見守る気持ちにリセットされます。
*病院の情報や鉄分摂取の為の方法などの情報をいただけてよかったです。
*今回は人数的にが少なかったこともあり、じっくりと経験を聞かせて頂いてよかったです。
  進学などの参考になる意見を聞けてよかったです。
*一人一人のお話をゆっくりきくことができました。
  夏休みの娘と話をしてみたいと思います。
*今回も皆さんのお話が聞けて貴重な時間でした。
  色々な情報も聞けてありがたいでした。

共感寄付について
共感寄付のお願いを前回に続きさせていただきました。
これまでの参加料の残金と、前回と今回お茶菓子を買わなかったので2000円ほど貯まっています。
皆さんに同意していただき、共感寄付に寄付させて頂きます。

今回は参加者がいつもより少なく、ゆっくりじっくり、一人一人の話を聞き、話すことができました。
皆さんで気持ちを共有、共感できたのではないでしょうか。
お母さんの不安と心配を、安心と、子どもへの信頼へ変えてもらえたらと思います。
お母さんの笑顔と元気が子どもの元気に繋がります


次回、第23回鹿児島起立性調節障害親の会開催のお知らせ
日時 11月27日(日) 1時~5時
場所 鴨池公民館第2研修室
参加料  200円
問い合わせ、申し込みはodkagosima@gmail.com

遠くは県北の出水市から参加してくださいました
鶴
ランチ会、親の会、懇親会、参加してくださった皆様、有意義な時間をありがとうございました。
皆様と、またお会いできるのを楽しみにしています



鴨池公民館から見える桜島 手前は県立球場