出産の道のり7 吸引分娩 | まてどくらせど コウノトリ

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IVF20回を乗り越え奇跡の妊娠!
もの凄い出産を経て
子育てに奮闘しております。

8月12日

とうとう運命の日!
もう3日苦しみましたよ。
この日も朝6時から陣痛促進剤開始!

自分の陣痛と促進剤がクロスすると
良い陣痛が来て良いお産になるから、

と言われたんだけど
もう全然良いお産じゃないんですけど!涙。

昨日よりもまた遥かに激痛。
陣痛中に深呼吸も出来なくて過呼吸になって
もうワケが分からない状態。

そんな時、オットが何度も電話に出てて

誰からよ!って、ウチの親。
心配していて何度も電話をかけてきているらしい。
そんでもって病院にも今から行くから場所を
教えてくれとか、なんとか、ホント迷惑!!!

その電話を奪い取り

もう、かけて来ないで!

って言って切りました。
このお陰で縁を切られそうになりましたよ。

周りの友人にも、

明日出産します~

のメールを出して、ぷっつりと私から連絡が途絶えたので
みんな心配したらしい。

でも、こんなんなってるんですもの!!!
無理!笑。
笑えないけど。

陣痛→麻酔→陣痛を繰り返してたら
助産婦さんが来て、

麻酔打っちゃうと最初からやり直しなのよね、
子宮口永遠に開かないわよ。

と。

えええええ!!!!!!
それ、早く言ってよ!!!!
昨日知ってたら、死ぬ気で耐えたのに!
うそでしょう?
なんで言ってくれないの?
と怒りがこみ上げて来ましたよ。

もう、破水させてから2日だってるので
今日産めなかったら帝王切開。
でも、私全然帝王切開で良いんですけど!

この病院、やたらと帝王切開を嫌がる。
リスクが多いし、自然分娩しましょう。と。
なによりも赤さんの心音が健康そのもの。

でも、子宮口硬いんですけど???
3日苦しませるなら、もう早く出して欲しいんですけど!

と涙ながらに訴えたら

助産婦さん、またぐいぐいと子宮口を開いて来ました。

このおかげ?で子宮口8-9cm!!!
もの凄い悲鳴つきですけど。

あくまで、自然分娩させる気なのか。

もう、痛みに耐えれば良いんでしょう?
耐えてやるわよ、と開き直り。しても
猛烈な痛みでしたが。

陣痛促進剤マックスに自分の陣痛マックスで
義母とオットと助産婦さん3人がかりでマッサージ。
もう、体が持ち上がるくらいマッサージしてもらいました。
3人から
今休んで!はい、深呼吸!今休んで!
と罵声が飛ぶ。
肛門付近が激痛でテニスボールでは追いつかず、
オットにもう手をぐいぐい入れて抑えてもらいましたわ。

うぐぎぎぎぎぎぎぎ!!!!!
と私の悲鳴。
例えるなら、ドラゴンボールの悟空が
相手から攻撃を受けて出てくるような声?

お昼になって助産婦さんが
もう、先生が息んで良いって言ってたわ!
息ましちゃいましょう。

の声で義母とオットは部屋を出され、
私は分娩予備室で息み始めました。

なんと、この息み、私3時間やりましたよ。
後で従姉妹が私は6回息んだら産まれたよ。

って言われて、私3時間なんですけど?
これ普通なの?

目を閉じると顔に力が入るから開けて!

と言われてもう必死。
なんか、息んでいる時頭の血管が切れそうになった。
でも陣痛促進剤に比べたら息んでいる方が全然楽!

息んでいる途中、助産婦さんが

ちょっと分娩室の準備してくるわね、

と去って行きそうになったので
早くしてー!早くしてー!
と叫ぶ私。

慌てて帰って来て、また息みの続き。
その途中で看護師さんが入って来て

なにやら二人で話しているのだけど
その会話が

助産婦「まだ分娩室は空かないの?」
看護師「ええ、もうちょっと…」

の途中で私怒りまくり。
なんですとー!!!
こんなに息んでるのにまだ分娩室行けないの?

もう、

分娩室ー!!!
分娩室ー!!!
分娩室に行かせろーーー!!!

と叫んじゃいました。恥。

助産婦さんが慌てて、

おちゃっくさん、落ち着いて。
あなたは分娩室に行ってもまだ産めないのよ、
だからここで頑張りましょうね。

と明らかに動揺した様子。

うえーーーんと泣きながら息みましたよ。
もうメチャクチャ。

どのくらいたったか分かりませんが、
看護師さんが

分娩室空きましたーー!!!

って入って来た時には
神から光が降りて来たような気分でした。
ああ、これで憧れの分娩室に行ける。
この苦しみから解放される。
ああ、待ちこがれていた分娩室!
もう、こんな感じ。

でも、助産婦さんに

さあ、おちゃっくさん、息みながら行くわよ!
はい、息止めて!

の号令の共に、ベットで分娩室を移動。

廊下で待っていたオットが
私の手をとり、

がんばるんだよ。

と言って握って来た手を振り払い、

ぬおおおおおお!!!!
と息みながら分娩室に入って行った私。

オットよ、ごめん。
すんごい勢いで手を振り払った記憶がある。

この様子を義母は見て、

お、おちゃっくちゃん、ひどい。。。と思ったようです。苦笑。

後でオットに、
他の人はみんな大人し~く分娩室に入って行くのに
お前だけ、ぬおおおおお!って、
バリ島のお面みたいな顔して入って行ったぞ。
と。

いや、こっちはもう必死だから!

あ、吸引分娩の話はまた次に。
な、長くても申し訳ない。

つづく。




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