子どもの時の ショックな気持ちの行方 3 | 心理面接室O.C.WORK『過剰適応あるある。』ブログ

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『過剰適応』にまつわる困り感をわかちあい、
ゆるやかな緩和を目指すために、こころに役立つ情報を紹介するブログです。

前回の [♯ショックな気持ちの行方 2] のつづきです。

 

自然に深呼吸してしまう。 

香りがおいしい!

 

 

♯子どもの時のショックな気持ちの行方

 

あなたは、

子どもの頃、例えば、怪我をしたときに

「痛いの痛いの飛んでいけー」と

 

一緒に「痛み」を分かちつつ、

「痛み」がなくなることを応援してくれる人が、いましたか?

 

その存在が、いるといないとでは、

「心の痛み」の感じ方は、大きく違うことでしょう。

 

 

特に、小さい子どものときは、<ショック>…心の驚きを、

どうしたらいいか、わかりません。

 

息をのみ、驚いて、どうしていいかわかりません。

 

どういう気持ちなのかも、初めは、わかりません。

 

でも、そこには、確かに

「言葉にならない痛み」があるのです。

 

 

悲しい気持ち、寂しい気持ち、嫌な気持ち、怒りの気持ち、心細い気持ち、いろいろな複雑な気持ち…

 

それが、どんなことなのか、どんな気持ちなのか、

小さな子どもは、まだ、言葉にできません。

 

まだ、大人ほど、経験を積んでいないのです。

 

その驚きの種類が、わからず、「言葉にできない」のです。

 

 

♯赤ちゃんの気持ちは

 

赤ちゃんは、お腹がすいても、おしめが濡れても、

具合が悪いときにも、

泣くことで、それを伝えます。

 

母親は、それを、

 

「どうしたの?「おっぱいかな?」

 

「うんちかな?」

 

「あら、お熱かしら」

 

「…大丈夫よ」

 

などと、声をかけながら、具合をみてくれるでしょう。

 

これは、お母さんが、子どものことを鏡のように

映し返してくれる機能です。

 

ミラーリングと言いますが、

この機能が

うまく働いていると

お母さんは、心の中で、子どもの状態に思いをはせながら、

子どもへと、痛みが幾分和らいだ状態で

映し返しをしてくれます。

 

それによって、赤ちゃんは、

自分はお腹がすいているんだ、とか

うんちなんだ、とか

今は、大丈夫なんだ等、

だんだんと、わかるようになっていきますし、

 

名づけようのない

<ショック>も、少し、和らいで感じることができます。

 

そして、だんだんと、

身体的な苦痛の感覚と、言葉とが、一致して

自分の気持ちを、言葉でも、

わかるようになっていきます。

 

すると、幼児になった頃に

「ママ、おしっこー!」

「ママ、うんちー!」

「ママ、抱っこして」

など、言葉も使って、伝えられるようになっていきます。

 

何より、「ママ、助けてー」という

気持ちを、押しとどめずに、表現できます。

 

 

♯行方知れず

 

でも、残念ですが、

このミラーリングの機能がうまく働かなかったり

 

子どもの側でも、受け取りがしにくかったり、

 

あるいは、養育環境の中で、ミラーリングの機能が

やりとり、しにくいような状況だったりしたときに、

(例えば、事故や病気、ご不幸が重なるような場合)

 

 

その、身体的な感覚と、言葉がつながらない、

わからないままになってしまうことがあります。

 

 

♯身体化のプロセス

 

まるで、未確認の得体の知れないもの

が、

こころと身体の間のような空間に

置去りになってしまったような感じです。

 

行方知れずです。

 

そして、整理のつかないままになって、痛みのようなものとして、

消えずに、残ってしまう場合があります。


そして、時には、

頭痛や腹痛、ぜんそくなど、さまざまに「身体化」していくことがあります。

(※ただし、それらの症状すべてが、心因性とは言えません)

 

♯完璧な養育者はいない

 

もちろん、養育者は、完璧ではありません。

お母さんと子どもの

こうしたやりとりは、何回もくり返されるわけですし、

何度か、見過ごされたとしても、

どこかで、リカバーされていくことも多いでしょう。

 

 

しかし、<ショック>な気持ちを、

 

養育者の環境側が受け止められず、

 

気づいてもらえなかったり、

 

ときには、

「無視」される。

 

「うるさい!」「大したことない」

「だまってろ!」

「声を出さずに泣け!」

 

などと言われた記憶、あなたには、ありませんか?

 

ありませんよね。。。

 

でも、やんわりと、「今、忙しいから」とか、

あるいは、親が具合が悪そうで「後でね」

と言われるようなことは、ありませんでしたか。

 

 

もし、そう言われ続けたり、何も言われなかったりし続けたら、

 

<ショック>を受けた子どものあなたは、

 

どんな風に感じるでしょうか。

 

だんだん、話しが恐ろしくなってきましたね…。

 

 

でも、こうした家庭での親子のやりとりは、

 

言葉尻は違えども、

 

山のようにあるのです。

 

 

一見、誰にも羨まれる

 

経済的に豊かで、仲の良さそうな家庭にも、

 

子どもの心が置き去りにされるケースはあります。

 

 

心理面接室O.C.WORK

 

※[ショックな気持ちの行方]に興味をもったあなた、

ホームページ

【こんな方に】のページ、

イラスト解説付き『A子さん(34歳・会社勤務)の場合』

も、ご覧下さい。(【こんな方に】をクリック!)

 

 

→次回、[ショックな気持ちの行方 4 解離する心] に続きます。

 

※2018年7月に掲載した「ショックな気持ちの行方」を大幅に、加筆・修正したものを、再掲させていただいています。