※注意※
このお話はゲーム「スタデュバレー(switch版)」の二次創作です。
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第19話_ジャスと妖精
*******************************************「ジャスは…ここに来る前は、じいさんの家に住んでたんだけどな。召し使いのように家事をやらされて、こきつかわれたそうだ。
両親が死んで、悲しかっただろうに。じいさんは怖くてな。ひどく堪えたらしい。」
「そうか…。
もしかしたら、おじいさんは、自分がいなくなってもジャスが生きていけるように、家事を叩き込みたかったのかもしれないな。
俺の親戚に、幼い時に父親を亡くして、母親も重い病気になったひとり娘がいるんだけど、
結局、皿洗いも料理も掃除も、何もできなくて、ぽやーんとしたまま育ちまった。子供みたいに今でも暮らしている。
おじいさんは、ジャスにはそうなって欲しくなかったのかも。」
「…どうだろうな。あのじいさんは、偏屈で気難しく、口が悪かった…。しっかし、お前ゲーム下手だな。センスが無い。」
「てっめぇ、なめんな。」
「ただいまー。」
「おっ、お姫様がご帰宅なさった。」
シェーンはゲームをやめて、立ち上がった。
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つづく