※注意※
このお話はゲーム「スタデュバレー(switch版)」の二次創作です。
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第10話_ジャスと妖精
*******************************************「ふーん…人間の女の子なんて、久しぶりだな。」
秘密の森では、熊もしゃべるらしい。大きな熊の姿に、ジャスは、すっかり怯えて固まってしまった。
「ふおおぉぉぉおおぉ…その匂い…あま~いのだね、それは。」
熊がメープルシロップに鼻を近づける。ジャスは、熊にそっと差し出した。
「…それ、大好きな、ソースなんだよ…ああ、本当に、うれしくなる。」
ジャスは横目で、妖精達を見る。
フィーは、なんとも言えない表情で熊をにらんでいた。妖精の女王様の姿は、見当たらない。
「人間の女の子、実はきみに、みせたいものがあるんだよ…」
熊がジャスを見つめて、歩き出した。
「こっち。きみのパパとママが、呼んでるよ…」
「えっ…?」
「ダメ!ジャス!そっちに行かないで!」
ジャスは、走って熊を追いかけた。
ジャスの両親は、すでに、この世を去っているのだが…。
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つづく