※注意※

このお話はゲーム「スタデュバレー(switch版)」の二次創作です。


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第5話_ジャスと妖精

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ジャスが、夜中に目を覚ますと、花瓶の花に、キラキラ光った妖精が居た。

花のつぼみに腕を入れて、何かを取って、袋に入れていた。

妖精の女の子はジャスに気づいて、バツが悪そうな顔をする。

「なによ…!なんか文句あんの?」

「…妖精さん…?」

「そうよ。あなた、妖精を見るのはじめて?」

蜂蜜みたいな金髪がキレイな、蝶々の羽を生やした妖精が、キラキラ光りながら、そこにいた。

「妖精さん、なにをしているの?」

「なにをしてると思う?」

妖精は、作業を再開した。つぼみの中に、小さな腕をつっこむ。

「お花の蜜を集めているの…?」

「大正解!人間のお嬢さんって頭いいのね。

冬が近づいて来ているのに、今年は蜜が全然集まってない!だから、私まで探しに出なくちゃいけないの。

でも、ラッキー!フェアリーローズがある!みんなこの花が大好き!

本当は花ごと持って帰りたいわ。でも、私のスレンダーなボディには、この花は大きすぎるでしょ。だから、蜜だけでも持って帰ろうって思ってね。

あぁでも、ひとつひとつの花から蜜を集めるのって本当大変。蜂達が持ってっちゃうのよ。あいつらって働き者すぎる。」

どうやら、妖精は、花の蜜を集めているらしい。


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つづく