※注意※

このお話はゲーム「スタデュバレー(switch版)」の二次創作です。「ラム酒」などゲームには出てこない単語・情報が出てきます。ご注意ください。全16話にっこり


↓第1話はこちら↓


https://ameblo.jp/october-rabbit-1010/entry-12788728185.html 





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第2話_人魚のペンダントの伝承
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「やぁ!奇遇だね!さぁ、この椅子に座ってくれ!

今夜は、君と飲みたいんだ。秋の雨に、ぼんやりしてしまってね。ペンがいっこうに進まない一日だった。」


僕の新しい友人、若い牧場主は、バーテンダーに、ビールとピザをオーダーして、僕たちのテーブルに腰を落ち着けた。

走って来たのか、なんなのか、少しどぎまぎとした様子だった。

「さて、今日は何に乾杯をしようか。」

「恵みの雨と、私たちの航路に乾杯しましょ。」

「航路?」

「あぁ、さっき、リアと船の話をしていたんだ。霧笛が聞こえたけれど、灰色のカーテンが視界をふさいでしまう。海上の船が、安全に航海をしているといいねって。

よし、それでは、、恵みの雨と、我々の大いなる船旅に乾杯!」

ガスが持ってきた、よく冷えたビールを、若者は、ごくり、ごくりと、喉に流しこんだ。

「おや、今夜は、いい飲みっぷりじゃないか。」

僕の新しい友人は、酔わせてからがおもしろい。

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つづく