2018年9月9日に株式会社京都製作所・本社で開催された、第8回キャチロボバトルコンテスト~機械は人間の手を超えられるか~に出場し、ベスト16、審査員特別賞に選ばれました。
■大会概要
キャチロボバトルコンテスト(以下キャチロボ)は、「京都工芸繊維大学 ロボコン挑戦プロジェクト」「立命館大学 立命館ロボット技術研究会」「大阪大学 Robohan」「同志社大学 ロボット研究会」が主催、「株式会社京都製作所」が後援の、”機械は人間の手を超えられるか?”をメインテーマとした、全く新しいコンセプトで開催されるロボットコンテストです。
出場資格は本来、大学と高等専門学校に限られるのですが、昨年に引き続き参加を快諾して下さいました。
また、今回はKBS(京都テレビ)の取材も入り、12月に2時間特番で放送されます。
■競技内容
今回の競技内容は、フィールドで2チームが対戦し、自陣(各チームのワークエリア)と共通エリアにあるワーク(グリコ GIANT Caplico)を取り、シューティングボックスの中に入れる、というものです。シューティングボックスには穴が開いており、そこにワークを競技時間は3分で、別にロボットの設置に3分間設けられています。共通エリアには条件を満たさないと侵入してはいけない等の厳しいルールがあり、違反すると減点されます。
■結果報告
学校名 チーム名
優勝
京都工芸繊維大学 おぉたこ!
準優勝
九州大学 劇場版!帰ってきた「初めてのキャチロ
ボ」完結編 -愛と哀しみのカプリコ-
審査員特別賞
大阪工業技術専門学校 OCTロボ研Aチーム
京都大学 京大機械研究会
東京農工大学 2nd アロハ
鳥取大学 TRL~鳥大カプ式会社~
立命館大学 RRST HD
早稲田大学 KM-1M
■Aチームのロボットについて
HSR-8498HBを改造して…
トルクが66kg・cmほどのサーボができました(`・ω・´)
そしてそして、そのサーボを用いてロボットアームを製作しました。
根元のピッチ軸で角度を決め、中間をギヤで繋げた平行リンクでワークを目指してまっすぐ伸びていく、という機構です。
時間がなく、1台しか作れなかったのが心残り…(>_<)
■まとめ
今回のキャチロボは史上最多の40チームが参加し、さらに課題もキャッチしたものを穴に挿すという最高難度のものでした。また、KBS(京都テレビ)の取材も入り会場は前回とはまた違った緊張で包まれていました。
OCTロボ研Aチームもインタビューを受けました。そのため、微調整をする時間があまり取れず、また、アームが破損するというアクシデントにも見舞われましたがなんとか応急処置を施し出場しました。
↑Aチーム バトル風景
微調整ができていないせいか、また他の要因があったのか、思い通りの動きができていない部分もありました。ですが、きちんと動作することが確認できたほか、審査員特別賞まで獲得できたので今後の可能性を感じました。後は後輩たちがより良いものに成長させていってくれることでしょう。
↑Bチーム バトル風景
OCTロボ研Bチームはギリギリまで当初の機構、アイデアに挑戦していましたが、ついに断念。3つのハンドでワークをつかむのではなく先述の伸縮機構ではさむという奇策を用いました。最後まであきらめない姿勢が功を奏したのか、予選を通過し決勝トーナメントに進出(ベスト16)することができました。
↑Cチーム バトル風景
OCTロボ研Cチームは予選で敗退してしまいましたが、授業でも触れたことのなかったArduinoやそれを含む回路に触れ、とてもいい経験になりました。
また今回のキャチロボは、大会当日は会場に来られなかった部員やOBの方に手伝っていただきながら製作を進めてきたので、その助力が無ければ結果を残すことができなかったかもしれません。少数精鋭のつもりでいるロボット研究部ですが、時には人数による支援も大切だということを身をもって体験できました。
↕コートも新しくしました(-ω-)/
製作を手伝ってくださったOBの方々、ありがとうございました。
また、今年も参加を快諾して下さった運営の方々にお礼申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m