今年のAP Japanese試験まで一か月を切りました。

今年受験する生徒さんは最終的に7人

去年は8人でした。

他に普通の日本語レッスンの生徒さんが4人いらっしゃるので

私的には7-8人がぎりぎり限度のような気がします。

 

AP Japaneseは4技能と日本の地理、文化、習慣などの知識が必要です。

 

↓こちらは2023年に出題された会話の問題

高校生が4問質問をするので、それに20秒間内で答えると言うものです。

 

Question 1 : もうすぐ母の日だね。君の国では、どうやって母の日をお祝いするの? 

 

アメリカで母の日を迎えた年

軽いカルチャーショックを受けました。

日本では当たり前のように赤いカーネーションを贈りますが

アメリカでは全くと言って良いほどそのような習慣はなく

むしろバラを贈る人の方が多いです。

 

この試験は

 ”どんなに日本語が出来るか&どんなに日本の事を知っているか”

これをアピールする試験ですので

 

「アメリカでは花やカードを贈ります」でも良いけど

「日本ではカーネーションを贈るそうですが、

アメリカではバラを贈る人が多いです」と言うように

日本を知っていることをアピールした答えだと良いと思います。

 

Question 2 of 5 MA: 僕はお母さんに晩御飯を作りたいんだけど、何を作ったらいいと思う? 

 

これも日本食のメニューを言うと良いと思います。

「手巻き寿司」と言った生徒さんがいましたが、

「すき焼き」や「天ぷら」などちょっとご馳走的な物や

「たこ焼きパーティー」なんて日本でちょっと人気な物も良いと思います。

 

 

次の問題

 Question 3 : 君の国では、母の日の他には、どんなお祝いの日やお祭りがあるの? 

 

アメリカは何と言っても「クリスマス」でしょう。

他にも「感謝祭」や「ハロウィーン」何て言う三大ホリデーがあります。

 

なのに

 

「母の日」に頭が一杯になっている高校生

この問題を練習した全ての生徒さんが「父の日」をあげました。

 

それを聞いて私は笑ってしまいました。

 

「父の日」は「母の日」に比べてずっと地味です。

カード売り場もプレゼントコーナーも少ない

もしかしたら「父の日」は何もしない人もいるのではないでしょうか。

 

「イースター」があった日にレッスンをした生徒さん達でさえ

すっかり忘れて「父の日」と言っていました。

 

これ、ある意味誘導尋問みたいなものですよね(笑)

 

 

人生経験豊富な50代の私にはいくらでも気の利いた答え方ができるけど

まだ14歳、15歳ぐらいの高校生たちには

なかなか難しい試験です。