日本語学習者は多種多様です。

そんな中

私の生徒さんは2種類に分ける事が出来ます。

 

1.英語圏の日本語初心者

 

2.アメリカの高校生 (AP Japanese試験対策)

 

前回は1の日本語初心者について考えました。

今回は2のAP Japanese試験対策のためのレッスンについて

 

このレッスンは自己流です。

AP Japaneseの先生と言うのはいらっしゃいます。

数は少ないですが

アメリカの高校で教えていらっしゃいます。

 

ですが

 

その先生方のレクチャーを受けたわけではなく

2016年に娘が試験を受けた時に

過去問を使って勉強した経験を基に傾向と対策を考えてレッスンをしています。

 

昨年はフロリダ州の大学とワシントン州の大学で

AP Japaneseの教師のためのセミナーがありました。

4日間ぐらいでしたでしょうか。

費用もそれなりでしたので、2つとも受ける事はできず

1つだけ申し込みをしました。

ですが

「人数が集まらなかったのでキャンセルします」と言う連絡が来て受講できませんでした。

今年は予定が入っていたので申し込みしませんでした。

 

私が知る限り

AP Japanese教師のための勉強会や講習会はそのぐらいです。

 

AP Japaneseを主宰するCollege Boardのサイトを見ると

過去問や解答の例、評価の仕方が一部公表されています。

それらを参考に

試験内容やどのようにしたら高得点が取れるかを考察してレッスンをしています。

全くの自己流なのでそれが正解なのかどうなのか判断しかねるのですが・・・

 

そんな中

これで良いのだ!と思えるのは

 

レッスンを受けた生徒さんやご父兄からのご意見です。

 

試験は5月の初めにあります。

「うまく答えられた」「時間が余った」など

レッスンの初期では答えに詰まってしまった生徒さん達が

そのような受験した時の様子を教えて下さいます。

 

そして

 

試験結果は7月にあります。

最高スコアはスコア5です。

全ての生徒さんが「スコア5が取れました」と結果報告をして下さり

「先生のお陰です」とお礼のメールを頂けると

私のレッスンは間違っていないのだなと感じます。

 

元々、継承語として日本語教育を受けて来た生徒さんたちなので

高スコアを取れるのは当たり前と言えば当たり前なのですが

この試験は日本文化的知識も問われるので

慣れていないと日本語が出来る生徒さんでもスラスラと答えるのは難しいです。

 

毎週土曜日にある日本語補習校にずっと通っていらした生徒さんや

毎年夏休みに日本に帰って、日本の小中学校に体験入学してきた生徒さん

そんな生徒さんでも

なかなか教わらなかった文化的な知識を

私のレッスンで得る事が出来て

とても勉強になり、日本に対して興味を持つようになったと言うような

生徒さんやご父兄からのメールを頂き

日本語教師として自信を持つことが出来ます。

 

私の日本語レッスンのモットーは

 

 ”楽に楽しく日本語を学ぶ”

 

これからも

アメリカ生まれ&育ちの生徒さんが

日本のルーツに興味を持ち、誇りに思って

難易度の高い試験を楽に楽しく受験できるように

精進したいと思います。