私の生徒さんの中に
アラサーの女性が二人います。
お二人とも日本の事に興味津々で
「弥生時代の事について知りたい」と言うCさんのリクエストを
もうお一人のJさんに話したら
「私も興味がある」と言う事で
急遽、教科書レッスンから「弥生時代」についての説明
「日本にもピラミッドがあるのを知ってる?」と言ったら
お二人とも知らなかったようで
そちらにも興味があるとの事で
「古墳時代」の説明もする事になりました。
古墳時代は3世紀中ごろから7世紀ごろまで
ですが
その中の4世紀ごろの140年間は
「空白の4世紀」と言われて謎なのだそうです。
日本はまだ文字のない時代だったので
記録は中国の資料に頼るしかないのですが
その中国にこの頃の記録が全くない。
なぜなんでしょうね。
古墳と言えば大阪にあるあの大きな前方後円墳
第16代の仁徳天皇のお墓だと言われています。
世界三大ピラミッドは
エジプトのクフ王、秦の始皇帝の始皇帝陵
そして
この仁徳天皇のお墓なのだそうです。
古墳時代は前期・中期・後期と別れていて
中期に入ってから大きなお墓が作られるようになり
後期に入るとだんだんと小さくなっていきました。
その代わり
壁画にカラフルな絵が描かれるようになりました。
日本に島が14,000個あると言うのも驚きましたが
古墳も日本には16万基もあるそうです。
私の出身地の千葉にも古墳があって
学校の遠足で成田方面に行った記憶が微かにあります。
古墳には副葬品も一緒に埋葬されましたが
その中でも注目されるのが
銅鏡
中国から卑弥呼に100枚もの銅鏡が贈られたと言われてます。
これが鏡?と思ったことありませんでしたか?
この裏側は余り展示されることがないから
鏡と言われてもピンとこないですよね。
こんな動画を見つけました。
これを見るとなるほど…鏡ね・・・と納得です。
なぜこの銅鏡が珍重されて、古墳にもたくさん埋葬されたのでしょう。
鏡として使われた他に
宗教の儀式にも使われていたようです。
よく考えれば電気やライトなんてものがなかった時代
こんなに光を反射させるものは古代の人には神々しいものだったのかも知れませんね。
日本の格差社会が始まったり
神道の成り立ちにも触れる古墳時代
学校で習った時は全く興味がなかったのですが
今、こうして調べてみると面白いと感じます。
日本語教師と言う仕事を始めた頃は
こんなに日本の歴史について興味を持ったり調べたりすることになるとは思いませんでした。
今なら大学の日本史試験、結構良い点数が取れるような気がします(笑)
そんな機会を与えてくれた生徒さんに感謝です。