ロナルド ラネカー (1942-)

アメリカ 言語学者

 

認知文法論の創設者(1970代)

認知言語学の文法論

1950年前後から広まった生成文法では、

平叙文は「<名詞句> <動詞句>」のような句の並びであり、

命令文は「<動詞句>」のような句の並びである、というように抽象化の指向があった。

認知言語学や認知文法はそれと異なり、

個々の具体的な使用の蓄積、およびそれらが構成するネットワークが

話者の言語的知識の本質であるという立場を取る。

 

 

動的用法基盤モデル

①研究の対象

生まれてから母語を身につける過程を説明する

理論、第二言語習得の過程

 

②それまでの理論

チョムスキーによる生成文法理論

 

③DUBMの特徴

言語が具体的な言語経験を通じて習得可能である

獲得される言語やその文法は固定されたものではなく、

経験する言語減少によって絶えず変化する

「抽象から具体(演繹的): 生成文法」
「具体から抽象(帰納的): DUBM」

 

④DUBM

  1. Entrenchment(定着)
  2. Schematization(スキーマ化)
  3. Extension of Schemas(スキーマの拡大)

 

 

キーワード

認知言語学

レイコフ

ジョンソン

生成文法と異なる

スキーマ