JLPT N4 N5に出る構文を使って

生徒さんに文を作ってもらいました。

 

中級レベルの生徒さんなので

基本的な会話はでき

文も良くできています。

 

一つ気になった文が…

 

「から」を使った文で

 

”明日、テストがありますから、テレビを見ません”

 

文法的には合ってる?

でも

なんか変!

 

この場合、

 

”テレビ見ません”

 

ではなくて

 

”テレビ見ません”

 

助詞の 「を」 を 「は」にすべきですよね。

 

では、なぜ?

どう説明する?

 

 

本ではなんて説明しているかしら…

 

日本語教師を始めたばかりの時に買った

構文の説明を

英語で解説してある

私の虎の巻!・・・・がない!

 

えーーっ、どこにいった?!

 

仕方がない、自力で答えを導きだそう。

 

 

「テレビを見ません」は

単純に

 目的語 (テレビ) + 目的語に付ける助詞 (を) +動詞(食べません)

 

リンゴを食べます

本を読みます

などなど

同じ構文です。

 

では

 

「テレビは見ません」だと

「テレビ」は目的語ではない。

 

こういう場合は、いくつか例文を作ってみます。

日本人ですから

例文はスラスラと出てきます。

 

 

そこから

どのように使うか考えてみます。

 

 

これを使う時って

『意志』がありますよね。

しかも

否定形の場合。

 

「絶対に ~ しない」という意味合いの時に使います。

 

コーヒーは飲むけどお酒は飲みません

土曜日は働くけど、日曜日は働きません。

 

他にも

 

英語は分かりますが、スペイン語は分かりません。

 

この場合は

『意志』と言うよりは、『断言』

 

 

日本人は

「~と思う」「~かもしれない」という曖昧な言葉をよく使いますよね。

『断言』するのを避ける性質があると思います。

 

ですが

 

~はxxxない

 

と言う構文は

『意志』『断言』の時に使うようだ・・・と

 

改めて

今頃気が付きましたあせる

 

他に上手い説明があったら教えて下さい!

 

 

たった一文字

助詞を変えるだけで意味合いが変わると言うのが

日本語学習者にとって

日本語が難しく感じる一つだと思います。

 

(いや、日本人の私にとっても難しい…)