就職活動で

一番ネックになるのが

 

学歴・職歴(経験)

 

そして

 

 

 

 

 

   年齢!

 

 

アメリカは一応、年齢差別をしてはいけないとされていて

〇歳までとは言わないけれど

明らかに年齢で差別していると感じます。

 

ほとんどの求人はネットで応募

そして

高校卒業次年度を聞かれるので

答えないわけにはいかない。

これで

大体の年齢がバレバレ

 

Costcoなど大きな企業でも

ズバリ

生年月日を聞いてくるところがあります。

 

大したスキルも専門もない50代が

新しく職を得ようとするのは

日本でもアメリカでも難しいです。

 

ところが

 

この人生経験が

  役に立つ仕事がある!

 

 

 

乙女のトキメキ  日本語教師 乙女のトキメキ

 

 

日本語教師の仕事は

ただ日本語を教えるだけでは済みません。

 

日本語を勉強したいと言う生徒さんは

日本のいろんなことを知りたがっています。

その知りたがっている以上の事を

答えたり、あらたに教えたりすることで

日本語教師の質が上がり

他の先生方との差が付きます。

(勿論、日本語の説明も大事ですが)

 

なので

 

日本在住のビジネスマンには

日本のビジネスマナーの知識や社会経験

 

アニメが好きな生徒さんには

アニメのキャラクターに関する知識

例えば歴史上の実在した人とか武道の知識

 

観光で訪れる目的のある生徒さんには

それぞれの観光地の知識や穴場

 

お茶やお花、着物や楽器など

日本文化の知識

 

主婦や育児経験などなど

 

ありとあらゆる知識が

豊富であればあるほど

生徒さんの知的要求が満たされます。

 

それが

 

20数年の経験や知識と

50数年の経験や知識とでは

格段に量が違いますよね。

 

日本語も時と共に変わる言語です。

誤りだとされてきた「ら抜き言葉」は

最近では容認されるようになりました。

「れ足す言葉」と言うのも出てきました。

これら、言葉の変遷を実体験として感じられるのも

50年の人生があるから。

 

日本語教育能力検定試験の受験者に

50代や60代が

他の世代よりも多いと言うのは

あまりもうからない職業だからと言うほかに

こういう理由もあるからだと思います。

 

先日、

30代男性の生徒さんの

「なぜ、日本は戦後からこんなに復興できたのか?」

と言う質問に答えていたら

学校教育やサラリーマンの実態、

先輩後輩の人間関係などなど話して

とうとう、日本語の文法のお勉強はせずに

そういう話で2時間が過ぎてしまいました(汗)

 

「良いの?」って聞いたら

「これはカルチャーの勉強になるから」と生徒さん

 

日本のドラマもお好きで

特に金融業にお勤めなので

「半沢直樹」「ノーサイドゲーム」「プラチナタウン」を

お薦めドラマで教えてあげました(笑)