カナダの教授 第二言語習得の専門家
クラッシェンの「インプット仮説」
第二言語習得においては
理解可能なインプットだけが有効である
↑ インプットだけでは不十分!
アウトプット仮説 (1985)
第二言語習得におけるアウトプットの重要性を指摘
インプットだけでは不十分であり、アウトプットが必要である
インプットは言語の意味処理において主な役割を果たしているのに対して、
アウトプットは言語の構文や形式の算出における
正確さに貢献する可能性があると指摘
アウトプットが第二言語習得において
果たす役割について
Noticing function(気づき機能)
学習者は話す、書くといったアウトプットをすることで、
自分が伝えたいこと(Want)と、自分の能力で伝えられること(Can)との
ギャップに気づく
Hypothesis-testing function(仮説検証機能)
学習者は何かを話したり書いたりアウトプットをする際に、
いつもその中に何らかの仮説を暗黙的に含めており、
アウトプットをし、相手からフィードバックを得ることで
その仮説を検証し、必要に応じて修正していくこと
Metalinguistic function(メタ言語的機能)
学習者はアウトプットによって自ら学んだ言語について
意識的に省みることができ、
その自身のアウトプットを制御し、
言語に関する知識を内面化することができるという機能
キーワード
クラッシェン
第二言語習得
カナル