マイケル カナル
メリル スウェイン(1980)
ハイムズ(1971) 「コミュニカティブ・コンピテンス」(伝達能力=コミュニケーション能力)を
カナルとスウェインが補足し
「文法能力」、「社会言語能力」、「談話能力」、「ストラテジー能力」の
4領域からなるコミュニケーション能力モデルを提唱。
文法能力
文法、語彙、音声、表記などの言語を形作る要素
文法規則に沿って言語を正しく使用・理解する能力
社会言語能力
敬語の運用など社会習慣に基づいて言語を使用できる能力。
相手や時と状況によって言い方を変えるなど、社会習慣に基づいて言語を使用できる能力。
談話能力
会話の切り出し方や会話の終わらせ方、間のつなぎ方といった
文法的に正しいだけでなく、会話を円滑に進めていくために必要な能力。
複数の文によって談話を構成し、まとまりのある内容を効果的に作り出したり、あるいはまとまった内容のものを理解したりする能力。
ストラテジー能力
コミュニケーションがうまくいかなかった時(コミュニケーション ブレーク)に、
言い換えや繰り返し、あるいは言語化されていない部分を推測することによって、
コミュニケーションを修復・維持する能力。
コミュニカティブアプローチを以前の文法中心の教授法と比較し、
実際のコミュニケーションでは、文法能力以外の能力も必要とした。
キーワード
ハイムズ
コミュニケーション能力
第二言語習得
コミュニケーション ブレークダウン