奥田民生さんの著書『59-60』を読んだ。
仕事、友達、遊びと金、健康、メンタルなど、還暦前後の考え方が綴られている。
言わずと知れた広島出身のミュージシャン。
(最近、歌手のことを「アーティスト」と呼ぶことが多いけど、なんとなく違和感があるのは私だけ?)

昔から、いい感じに力が抜けた「かっこいい大人」という印象だった。
本を読むと、若い頃はもっと尖っていて自己主張も強かったようだ。それでも年齢を重ねるにつれ、より自然体になり、本当に良い歳の取り方をしているなと思った。

特に印象に残ったのが友達についての話。
「友達は同世代だけじゃなく、上にも下にもいると人生は楽しい」
若い人は年上に声をかけにくい。だから年長者のほうから話しかけやすい雰囲気を作るべきだという。
「50代にもなると、真顔で息を吸ってるだけでパワハラになってしまう」
この一文には思わず笑ってしまった爆笑
でも、言われてみれば確かにそうかもしれない。
年齢を重ねるほど、自分では普通にしているつもりでも近寄りがたい雰囲気を出してしまうことがある。眉間にシワを寄せるより、笑顔で「話しかけても大丈夫ですよ」というスキを作る。
これは自戒したい。

もう一つ心に残ったのが、奥田さんが唯一の後悔として挙げていた話。
実家近くにあった小さな焼肉屋さん。
焼肉屋なのに中華そばも食べられる店で、「いつでも行ける」と思っていたら閉店してしまったそうだ。
「そろそろ行くか」と思った時には、もう遅かった。
この話を読んで、先日ブログに書いた中華丼のことを思い出した。
「そのうち行こう」
「今度やろう」
そう思っていることほど、案外その機会はやってこない。
大げさな夢だけではなく、昔から気になっていたお店に行くことや、会いたい人に会うこと。
そんな些細なことこそ、「今できるうちにやる」。
50代になると、そういう積み重ねが人生の満足度を左右するのかもしれないニコニコ