荒神を読みました | 本とロックな日々

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Come al solito いつものように


小田急町田店で『冬の北海道味と技展』1/7~13 開催中!
斜里町「らーめん波飛沫」の塩らーめんをイートインでいただきました。ウトロの海岸沿いに店を構える行列店だそうです。豚骨ベースの塩ラーメン。サッパリ味でした。

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宮部みゆき『荒神』(朝日新聞出版)を読み終わりました。舞台は元禄時代の陸奥の国、今の福島県あたりの架空の藩。突然現れた恐ろしい“怪物”の襲撃で、村々が壊滅状態になるお話。重い気持ちになるかなと思いながら読み始めたけど、ジブリ映画を見ている感覚で面白く読めました。

福島あたりが舞台なので、どうしても震災に結びつけて読もうとしてしまいます。解決のためには生け贄が必要であり、誰かが犠牲になるしかないという結論は重いです。宮部さんはそんなふうに言いたかったのではないと思います。でも実際には、犠牲も致し方なしとみんなが心の中では思っているのかも。そうとしか思えない姿で世の中が動いていることへの皮肉と読むのは、深読みのしすぎかな。


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