最高に幸せな時間

           

 

サザンが好きで桑田さんが好きで ずっと青春時代はサザンだったけど

ファンクラブには 入ってなかった。

 

ファンクラブに入らなくとも、好きであればいいと思っていた。

 

けど、桑田さんが病気になって しばらく休んでいた時に

急に不安になって、この人がいなくなったら 切なすぎる・・・と

思ったら、ファンクラブに入って、ライブに行ってみたいと思うようになった。

 

けど、ファンクラブに入っても ライブに当たらず、テレビの生配信や

映画館でのライブビューイングで 桑田さんを感じていた。

 

ところが、 桑田さんの誕生日あたりに(2月)ブルーノート東京で

桑田佳祐 「JAZZと歌謡曲とシャンソンの夕べ~R60」

をやると知って、応募。ひとり1枚のチケット。当選確率は100倍とも・・

言われていた。

 

それが 

 

 

当たった

 

40年近く好きだった人が 目の前を歩いて出てきた。

もう 感動なのか感激なのかわからない涙が・・・・・

 

サザンの曲はひとつもない。桑田さんがやりたかった

昔の曲 ジャンルもシャンソンや歌謡曲や、JAZZ

 

60歳以上の人なら知ってるよ。というつもりのR60

俺は59歳だから ほぼ知っている。

 

サザンのステージじゃなくて、桑田さんのステージで

しかも、サザンの曲じゃなかったから良かった。

 

サザンの曲だったら、曲に想い出がのっかって、そこに

感情が入ってしまって、桑田さんの声と想い出が混じってしまうけど

今回のライブは、桑田さんの声だけに酔った。

 

小さな会場だったから 声も出ている。

最近の大きなステージでの桑田さんの声の疲れ具合は気になっていたけど

今回は、伸びやかに綺麗に声が走っていた。

 

ダイスキな声だった。

 

 

近くに桑田佳祐がいる。

指の長さや、手の血管まで見える。

 

JAZZの曲も歌謡曲も、全部 桑田さんの曲になる。

 

飽きることなんてない。

 

俺は、人生を終えるときに

自分の最高のベスト10を作ろうと思っている。

 

今回は、桑田さんを間近でみた ブルーノート東京での時間を

絶対に入れようと思った。

 

最後に退場するときに、ちょうど通路側の近くにいたから

みんなで手を伸ばしたら、俺の薬指に 桑田さんの指が触れた。

 

その感触が 忘れられない。

 

 

会いたい人に 会えるなんて

 

誰に感謝したらいいのか 教えてほしい。